「筋トレを始めたいけど、何からやればいいかわからない」「ジムに行ったけど機械の使い方がわからなくて恥ずかしかった」「3日坊主で終わってしまった経験がある」
そんな人のために、この記事では筋トレ初心者が最初の1ヶ月でやるべきことを、挫折しないことを最優先に解説します。
最初に知っておくべき大事なこと
筋トレを始める前に、まず現実的な話をします。
筋肉はすぐにはつきません。
「1ヶ月で劇的に変わる」という情報をよく見かけますが、正直に言うとそれは上級者の話か、かなり条件が整った場合に限ります。初心者が最初の1ヶ月でできることは「筋トレを習慣にすること」と「正しいフォームを身につけること」の2つだけで十分です。
この2つができれば、2〜3ヶ月後に確実に体は変わります。焦らず進めることが最大の近道です。
筋トレを始める前に決めること
① 目的を明確にする
目的によって、やるべき筋トレが変わります。
| 目的 | 優先すること |
|---|---|
| 見た目を良くしたい(筋肥大) | 高重量・低回数のトレーニング+食事管理 |
| 痩せたい(ダイエット) | 有酸素運動+筋トレの組み合わせ+食事制限 |
| 健康維持・体力向上 | 無理のない範囲で継続できるメニュー |
| スポーツのパフォーマンス向上 | 競技に合わせた専門的なトレーニング |
まずは「なんとなく体を鍛えたい」でも全然OKです。続けるうちに目的が明確になってくることも多いです。
② ジムにするか自宅にするか
| ジム | 自宅トレーニング | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 入会金+月会費(月5,000〜10,000円) | ダンベル等の器具代(0〜3万円) |
| できるメニュー | 豊富(マシン・フリーウェイト等) | 限られる(自重・ダンベル中心) |
| モチベーション | 環境が整っているので上がりやすい | 自分で管理が必要 |
| 通う手間 | あり | なし |
| 向いている人 | 本格的に鍛えたい人 | まず試してみたい人・忙しい人 |
初心者には自宅トレーニングから始めることをおすすめします。まず習慣化することが最優先なので、「通う手間」というハードルをなくすことが大切です。慣れてきたらジムに移行するのがスムーズです。
初心者が最初の1ヶ月でやるべきメニュー
最初の1ヶ月は「BIG3」と呼ばれる3つの基本種目を中心に行います。この3つだけで全身の主要な筋肉をカバーできます。
自宅でできる初心者メニュー(器具なし)
月・水・金曜日に行う(週3回)
| 種目 | 回数 | セット数 | 鍛える部位 |
|---|---|---|---|
| 腕立て伏せ(プッシュアップ) | 10〜15回 | 3セット | 胸・肩・腕 |
| スクワット | 15〜20回 | 3セット | 太もも・お尻 |
| プランク | 30〜60秒 | 3セット | 体幹・腹筋 |
| クランチ(腹筋) | 15〜20回 | 3セット | 腹筋 |
| ヒップリフト | 15〜20回 | 3セット | お尻・ハムストリング |
ポイント:
- 回数よりも正しいフォームを優先する
- セット間は60〜90秒休む
- 「きつい」と感じる手前でやめてもOK。まず継続することが最優先
各種目の正しいフォーム
腕立て伏せ(プッシュアップ)
- 手を肩幅より少し広めに開いて床につく
- 体を一直線に保つ(お尻が上がったり下がったりしないように)
- 胸が床につくギリギリまでゆっくり下げる
- 肘を伸ばして元の位置に戻る
NG: お尻が上がる、腰が反る、首が前に出る
最初は膝をついた「膝つき腕立て」でOKです
スクワット
- 足を肩幅に開いてつま先をやや外側に向ける
- 胸を張って背筋を伸ばす
- ゆっくり膝を曲げながら腰を下げる(太ももが床と平行になるくらいまで)
- かかとで床を押すようにして立ち上がる
NG: 膝がつま先より大きく前に出る、背中が丸まる、かかとが浮く
プランク
- 肘を肩の真下につき、つま先を立てる
- 体を頭からかかとまで一直線に保つ
- お腹に力を入れて、その状態をキープする
NG: お尻が上がる、腰が落ちる、呼吸を止める
筋トレと同じくらい大事な「食事」
筋トレの効果を最大化するには食事が非常に重要です。最初から完璧にやろうとする必要はありませんが、最低限これだけは意識してください。
タンパク質を意識して摂る
筋肉の材料はタンパク質です。筋トレをしているなら体重×1.5〜2gのタンパク質を1日に摂ることを目標にしてください。
| 食品 | タンパク質量(目安) |
|---|---|
| 鶏むね肉100g | 約23g |
| 卵1個 | 約6g |
| 木綿豆腐1丁 | 約20g |
| サバ缶1缶 | 約20g |
| プロテイン1杯 | 約20〜25g |
食事だけで摂りにくい場合はプロテイン(タンパク質補助食品)を活用するのも有効です。
極端な食事制限はしない
筋トレ中に極端なカロリー制限をすると、筋肉が落ちてしまいます。ダイエット目的でも、タンパク質だけはしっかり摂ることが大切です。
筋トレを継続するためのコツ
初心者が筋トレを挫折する最大の原因は「やりすぎ」と「結果が出ないことへの焦り」です。
① 最初は「物足りない」くらいでやめる
「もっとできる」と思うくらいで終わるのがちょうどいいです。最初からやりすぎると筋肉痛が激しくなり、次の日が嫌になります。
② 曜日ではなく「週3回」と決める
「月水金」と決めると仕事の都合でできない日が生まれます。「週に3回やれればOK」と柔軟に考えるほうが続きやすいです。
③ 記録をつける
回数・セット数・体重を記録するだけで、成長が可視化されてモチベーションが上がります。スマホのメモアプリで十分です。
④ 完璧主義をやめる
「今日は1種目しかできなかった」でも全然OKです。ゼロよりずっとマシ。「できた日を増やす」という発想で続けてください。
1ヶ月後に目指す状態
1ヶ月後に達成したいのは「変身」ではなく「習慣化」です。
- ✅ 週3回の筋トレが当たり前になっている
- ✅ 各種目の正しいフォームが身についている
- ✅ 以前より少し多い回数ができるようになっている
- ✅ タンパク質を意識した食事ができている
- ✅ 体が少し引き締まってきた感覚がある
この状態になれていれば、2〜3ヶ月後には見た目の変化が周りからもわかるようになってきます。
まとめ
- 最初の1ヶ月の目標は「習慣化」と「正しいフォームの習得」
- 自宅トレーニングから始めて、慣れたらジムへ移行するのがスムーズ
- 腕立て伏せ・スクワット・プランクの3種目を週3回から始める
- 食事はタンパク質を意識して摂ることが最重要
- 「完璧にやろうとしない」ことが継続の最大のコツ
筋トレは続けた人だけが結果を出せます。最初は「ちょっとやってみる」くらいの気持ちで始めて、少しずつ習慣にしていきましょう。
【免責事項】本記事は情報提供を目的としています。持病がある方・身体に不安がある方は、トレーニングを始める前に医師にご相談ください。

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